アルマグ溶射工法

　アルマグ溶射とは、環境にやさし＜防食性に優れたアルミ・マグネシウム金属溶射により鋼材の防錆を行う工法です。
金属溶射工法に用いるアルミニウムとマグネシウムは、土壌中に豊富に含まれる材料であり、亜鉛めっきや亜鉛溶射のように水性生物の保全に関する水質環境基準が検討されている有害物質を含んでいません。また、封孔処理材も一般的な防食塗料に比べて、地球温暖化や光化学大気汚染の要因となる揮発性有機化合物（VOC）を極限まで排除しています。

Al-Mg溶射工法詳細　鉄筋防錆剤N-64

アルマグ溶射工法の特徴

1.優れた防食効果

アルミ・マグネシウム合金の電気化学的防食作用と高い環境遮断性能により耐久性の向上が期待できます。

2.施工性

ガスや酸素等の副資材を必要としないアーク溶射のため、運搬及び施工の省力化が可能です。

3.環境負荷低減

メッキや従来の亜鉛溶射のように人体に悪影響を与える亜鉛を使用していません。
　また、封孔処理材にも揮発性有機物質（ＶＯＣ）を含んでいないため、環境に優しい溶射工法です。

4.高耐久性

海洋環境や塩害環境下において優れた防食性を発揮するアルミ・マグネシウム合金を使用しているため、悪条件下でも耐久性を向上することができます。

5.優れた封孔処理

フォックオー#7177はウレタン変性シリコンを主成分とした溶射被膜の封孔処理材です。浸透性に優れ、溶射面に塗布するだけで保護層を形成するとともに溶射被膜の気孔を塞ぎ、耐久性を向上します。また、溶射被膜の奥深くまで浸透し、付着力の増強が期待できます。
　一般塗料に多く含まれ大気汚染問題となる揮発性有機物質（VOC）を含まず環境に優しい材料です。