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METHOD
ウォータージェット工法

WATERJET

ウォータージェット工法

 ウォータージェット工法は、超高圧ポンプ(150MPa以上)で加圧した水を高速の水噴流として噴出させ、コンクリート面等の下地処理やはつりを行う技術です。  下地処理にウォータージェット工法を行うことにより、脆弱層の除去が確実に処理でき躯体コンクリートと補修材料を確実に一体化可能です。

ウォータージェットの特徴

01 確実な劣化部・脆弱部の除去

 適切な圧力と流量を設定することにより、既設鉄筋を傷めずにコンクリートの劣化部や脆弱部を除去することが可能です。

02 ブレーカ等により振動が少ない

 ブレーカ、削岩機などの打撃破壊とは異なり、高圧水のエネルギーにより、コンクリート面を破壊するので振動が少なくなります。また、コンクリート面に与える変形、残留物が少なく、マイクロクラックもほとんど発生しません。

03 付着性

 ウォータージェットによる下地処理を行うことにより、既設コンクリート表面の脆弱層を選択的かつ完全に除去するため、付着性が高まり長寿命化が図れます。

04 膜や付着物の除去が可能

 圧力の調整により、塗膜や付着物だけを除去する「洗浄処理」も可能です。

従来比工法とWJ工法の比較

  • コンクリート健全部にマイクロクラックが入る
  • 鉄筋を傷つける
  • ノミ先の当たり方によりはつり残しが生じる
  • はつり面にコンクリート切粉が付着する
  • 健全部に影響がない
  • 鉄筋を傷つけない
  • 確実に劣化部・脆弱部を除去する
  • 施工面は洗浄された状態となる

表面処理状況

ハンドガンによる表面処理
処理完了

表面処理後の付着試験の一例

工法 ディスクサンダー 高圧洗浄 ウォータージェット
脆弱層の除去程度
ディスクサンダー
高圧洗浄
ウォータージェット
脆弱層の除去程度
ディスクサンダー
脆弱層が残っており、一体化が難しい脆弱層が残っており、一体化が難しい
高圧洗浄
脆弱層が残っており、一体化が難しい
ウォータージェット
脆弱層が除去されており、一体化が可能
破壊箇所
ディスクサンダー
界面破壊
高圧洗浄
界面破壊
ウォータージェット
母材破壊

配置図

ウォータージェット工法を行う際に使用する装置・機械の配置図